【日記】TOCFL BandC のテスト受けてみたら無事死亡した。実際の合格率ってどれくらい?今後の勉強法を見直す
日記:2022/11/27
こんにちは、ひぼたんです。
今日は台湾で主に使われている中国語のテストTOCFLを受けてきました。
結果はまだ返ってきていないのですが確実に落ちたなということはわかるので、今回は一旦中国語の学習の仕方を振り返り、今後の勉強方針などについて書きます。
(追記:やっぱり落ちてました)
下の目次から気になる項目へ飛んでください!
TOCFLとは
主な中国語の試験として挙げられるのが
- HSK
- 中国語検定
こちらの二つになります。
HSKと中国語検定は中国大陸の方の文字いわゆる簡体字というものを使っており
二つの違いは難易度の設定の仕方にあります!
写真の右二つを比べてみると、HSK6級よりも中国語検定1級の方がレベルが高いです。
そして表の左にあるのが台湾で使われている繁体字を使った中国語試験、TOCFLになります。
字が変わるだけでなく、台湾独自の表現や言い回しなども含まれますので注意が必要です。
台湾へ正規留学をする際に言語能力の証明としてよく使われ、レベルは下から上まで幅広くあるといった印象です。
各レベルの合格率
合格率(最低) | 合格率(最高) | |
---|---|---|
Band A | 78.1 | 98.1 |
Band B | 61.4 | 75.6 |
Band C | 33.8 | 58.6 |
レベルが上がるにつれて合格率も低くなっています。
こちらの合格率はBand A であればA1(入門級)、A2(基礎級)どちらの合格者も含まれています。
参考にあるPDFを見ればわかりますが、C2(精通級)の合格者は本当に少ないので、合格するのがどれほど難しいのかわかります。
受けてみた感想
私は今回BandCというTOCFLの中で一番難易度の高い試験を受けてきました。
前回は半年前にBand Bを受けて高階級(B2)にギリギリ合格したのですが、今回はギリギリどころか全く問題がわかりませんでした。
なんと。。。ショックです。。。
正直これはブログに載せようか迷いましたが、考えた結果日記として記事にすることに決めました。
台湾留学に関する情報を届けているのに、筆者自身が中国語の能力が低いと信用を失うのではないかとも思いましたが、これから中国語の能力が上がった時に成長記録として過去の経験を残しておきます。
少しでも参考になる人がいればいいなと思います
なぜ実力がないのにBandCを受けたのか
そんなこと言わないで〜
理由は大きく分けてこの二つです。
- 大学/奨学金へ申請する際の書類を強くするため
- 受かる可能性は少なからずある
大学への申請が迫ってきたので少しでも高い中国語能力証明書を提出したくて今回の受験を決めました。
そしてもう一つが、私は今までのTOCFLで毎回実力より一つ上の級に運良く滑り込めていたのもあって
「もしかして今回も受かるかもしれない。」と思ったのです。
若者言葉でいう「わんちゃんある(少ないが可能性はある)」です。
今回の受験の反省点
今回の受験の反省点は
「応募したこと」ではなく、「応募したにも関わらず十分な勉強をしなかったこと」です。
当時同時にTOEICテストを3回連続で申請していたので、勉強時間の大部分を英語が占めていました。
中国語は1日に30分〜1時間、丸一日勉強しない日もありました。
スケジュールは3週間に1回TOEICの試験を受けて、それが3回続いた後の最後の週にTOCFLがあるという感じです。(アルファベットがたくさん出てきてすみません)
毎日次の試験(TOEIC)に向けて英語の勉強をした結果、中国語の勉強に十分な時間があてられませんでした。
その分TOEICの点数は大きく伸びましたが、正直そこまで頑張らなくてもよかったかなと思いました。
台湾へ留学をする上で英語ももちろん必要ですがやはり基盤となる言語は中国語だということを忘れずに勉強の割合を増やすべきでした。
TOCFL BandCを受験して良かったと思う理由
反省点が多い今回の受験ですが、受験してよかったと思っています。
その理由は
- このままではダメだと気付くことができた
- 過去の勉強方法を振り返り反省することができた
- 自分の今の状態、レベルを知ることができた
- 難しい問題に出会いモチベーションにつながった
このように学ぶことや気づくことがたくさんあったからです。
台湾にいる頃は周りに自分より能力が高い人がたくさんいるので常に「もっと上手くなりたい」「たくさん勉強しないと」と思っていましたが
正直日本(周り)には中国語を流暢に話せる人がいませんので、自分の能力が優れていると思ってしまいました。
そして中国語の勉強が台湾にいる頃よりも疎かになり、さらに日常で中国語に触れる機会も少ないので習得スピードがぐんと遅くなりました。
今回のTOCFL受験は、今の自分のレベルと向き合い原因を分析するきっかけになり、またそれを元に今後の改善方法を考えることにも繋がりました。
またこれは私の性格なのですが、難しい問題に出会うとそれらの問題がわかる未来を想像してワクワクするのです。
結果それがモチベーションにつながり今後の勉強が楽しくなるといった感じです。
実際にTOCFL BandB の過去問を初めて解いてみた時、聞いた時も全くわかりませんでしたが今ではわかるようになったことでよりそれらの気持ちを実感しています!
今後の勉強法について
今回の受験の反省点を活かして今後は中国語の勉強時間を増やしたいと思います。
具体的には月、週、日ごとの目標を時間単位でなく課題単位で設定し、その日の終わり、週末、月末に振り返り次の目標を立て直すといった形でやっていきます。
教科書については、今まで簡体字のものは避けていましたが、
- 今後のことを考えると簡体字ができるとメリットになることが多い
- どうせ習得するなら早い方が良い
- 簡体字ができると教科書の選択が増える
- 簡体字の教科書だと母語で学べるので習得が早い
これらの理由から新たに簡体字を使った教科書を2冊仕入れました。
メインとしては今まで通り當代中文課程を使いながら(今は4冊目をやっています)、並行して今回新たに購入した2冊を進めていこうと思っています。
今回購入した参考書は『本気で学ぶ上級中国語』と、『キクタン中国語 上級編』です。
紀伊國屋の中国語コーナーでいろんな本を比べながらいいなと思った2冊をkindleで買いました。(紀伊國屋で買わんのかい)
まず、参考書を選ぶ際に注意したのは音声があるかどうか+自分のレベルに合っているかどうかこの2点です。
中国語学習において声調が大切なのは中国語学習者の方は腐るほど聞いたと思うのでここではあえて説明しません笑
自分のレベルに合った教科書を選ぶのも重要ですが、上級レベルの中国語学習本はかなり少ないです。
書店に行くと9割が入門と中級、(旅行用)のもので埋め尽くされています。
『本気で学ぶ上級中国語』という本を手に取り「最初に」の項目を読んだ時に感動しました。(ここを入念に読む人は少ないと思いますが読んでください!)
そこには中国語学習について表を使って詳しく説明していたり、一番すごいと思ったのは効果的な学習方法を理論的に掘り下げながら説明しているところです。
一つページを引用させていただきました。
上記のページでは外国語を習得する際のスピードや効率を絵を使って説明しています。
私はこれをみて今までどれだけ効率の悪い勉強をしていたのかに気付かされました笑
「中国語を中国語(英語)で学ぶ」って響き、かっこいいですし、効率が良い気もします。
ですが実際にやってみてどうでしょうか?
英語や中国語の解説を読んでなんとなく理解した気になっていざという時に使えなかったりしませんか?
私はそういう経験が大いにあり、この本の言っている「効率の良い学習方法」に共感したので日本語で中国語を学ぶことに決めました。
キクタン中国語はサンプル音声を聞いてもらえるとわかると思うんですが、リズムに乗って覚えるという方法を採用していて面白いなと思いました。
一見ふざけたように感じる音声ですが、このリズムに乗って覚える方法を英語で実践したことがあり、その時の覚えるスピードはかなり早かったです。
特に私は音楽が好きなのでこのリズムで覚える方法は合っていました。
実際の中国語の歌だと四声がわからないのですが、キクタンはそこをカバーできています。
最後に
最後までご覧くださりありがとうございました
今後の学習状況、テストの結果などは随時日記としてブログ記事に載せていこうと思っています。
応援コメント、質問、ご要望などございましたらコメント欄にてお待ちしております。