留学する予定の人は台湾で免許証取得して!日本の免許証へ切り替え 試験対策アプリ、おすすめの教習所、実際の手順を解説!日本との比較正直レビュー
まず初めに、私は台湾での免許証取得をおすすめします!
理由はこの3つです
- 圧倒的費用の安さ
- 試験に合格しやすい
- 短期間で取得可能
この記事では台湾で自動車免許を取得する方法から、実際の免許取得までの体験、感想、メリットデメリットまで詳細に記載しています
また、台湾で免許証を取得するには、半年以上の滞在期間が必要なので、長期滞在する予定の人向けの記事になっています
以下の目次から気になる項目へ飛んでください
台湾で自動車免許を取得
台湾の免許証
透明なケースに入れられている
中の紙(免許証)は取り出し可能
台湾で免許を取得する際の条件
下記の条件を満たしている方のみ、台湾で免許を取得可能です
- 満18歳以上
- 台湾に3ヶ月以上滞在している
- 半年以上滞在期間が残された居留証を持っている
- *免許取得後3ヶ月以上台湾に滞在する
台湾免許 申請時に必要なもの
台湾の免許を申請しに行く際、下記のものが必要になります。
- 居留証(6ヶ月以上残っている)
- 6ヶ月以内に撮影した1インチの証明写真4枚
- 身体検査及び体力試験の証明書(コピー)
- 登録費用
登録費用はNT$250、試験合格後の運転免許料はNT$200でした
居留証(6ヶ月以上残っている)
居留証は残りの滞在可能期間が6ヶ月(180日)以上残っている必要があります。
しっかり確認してから行きましょう
6ヶ月以内に撮影した1インチの証明写真
1インチサイズは、縦38mm × 横26mm の大きさです
後ほど説明する身体検査の病院に証明写真機が置かれていることが多いです
日本で撮った写真を使用したい方は、履歴書用(40×30mm)で印刷し、その周りを少し小さめに切っても大丈夫だと思います。
身体検査及び体力試験の証明書(コピー)
どこの病院、診療所に行けばいいかわからないよ!という方は
Googleで「駕照體檢診所」と調べると近くの病院やクリニックが出てきます。
華南駕訓班のウェブサイトには台北市、新北市で身体検査ができる医療機関を掲載されていますので、ご参考ください。
僕は色々調べるのが面倒くさくて、直接教習所へ行って聞いたよ
台湾免許 取得までの期間、費用
期間
約1ヶ月かかりました。
私の場合、申請日:2/11 初講習:2/16 試験日:3/17 こんな感じでした
また教習内容については後ほど記載しますが、1日100分×10日の形でした
費用(AT車の場合)
私はAT車の免許を取得しましたが、MT車だとこの料金+1000元でした
費用の種類 | 実際にかかった費用 |
---|---|
授業料 | 10,000 |
受験料 | 2,000 |
登録料 | 300 |
健康診断 | 150 |
免許証 | 300 |
合計 | 12,700元 |
MT車は合計13,700元 12,700元は日本円で58,420円ほどです。(レート4.6円/元で換算)
こちらの費用は2022年2月11日に申請した際のものです。
2022年8月ごろに友達が同じ教習所へ行った際は1000元(4600円)ほど値上がりしていたそうです。
時期や生徒の数、教習所によって値段が変わることもありますので、あくまで参考程度にご覧ください。
台湾の自動車教習所一覧
とは言ってもどこの教習所に行けば良いか分からないなあ
僕が評価の高い教習所を調べたから、それを参考にしてみてね
【台北】
【新北】
【台中】
【花蓮】
【台南】
【高雄】
教習所の名前をクリックするとサイトへ飛ぶので、アクセス方法を調べて近いところへ行ってみてください。
台北や新北は特に、教習所の登録だけそこで行い、練習の時は車で3、40分離れた場所に移動することが多いです。
その車(シャトルバス)の交通費はかからないことが多いので、どうせなら家から近い場所で登録した方が良いと思います。
私は台湾師範大学の語学学校に通っていたこともあり、そこから近い 大慈駕訓班 に通っていました。
台湾免許 教習内容
教習は、1日100分×10日を1ヶ月かけてやりました。
時間は日によって午前、午後、夜の中から選んで予約します。
1日目 | YouTubeの動画を各自見てから、ハンドルの回し方を覚えて練習。 車周りの安全確認、エンジンや水、ガスの場所などを覚える。 実際に車に乗って前進とバックの練習 |
2〜5 日目 | コースを回ったり、2つの停車パターン、S時カーブの練習 |
6〜10日目 | 教習所の外の公道を走る。 テストで運転する道なのでどこで曲がるかなどを覚える。 あとはテスト合格のためひたすら練習。 |
ずっと隣に教練がついてくれると思ったら、二日目からいなくなりました
やり方を教練に教えてもらったら、そのあとは自分でひたすら練習するよ
他の生徒と一緒に乗って交代しながら、練習することも多かったです
台湾免許 試験(筆記、実技)
試験場へは他の生徒達と一緒にバスに乗って向かいます
筆記試験
筆記試験は朝に行われました
日本語でも試験を受けられるので、受付の人や試験官の人に伝えれば大丈夫です
試験は全部で40問の選択問題、85点以上で合格です
こちらの筆記試験ですが、対策としてこちらのアプリダウンロードをお勧めします
日本語設定にすると時々おかしい日本語が出てきますが、テストもそのまま出るので丸暗記してください
実技試験
筆記試験後そのままみんなとまた同じバスに乗って教習所に行き、そこで試験が行われます
試験官はいつもの教練ではないです
この実技試験実は、その試験官によって厳しさが変わってきます
そればかりは運次第ですので、普段の行いを正しておくしかないです
私は教習所内のコースは厳しい試験官に当たってしまったのですが、幸いにも外のコースは(適当な?)試験官だったので、合格することができました
不合格の場合は?
筆記試験または実技試験に不合格の場合、7 日後に再申請できます
その際追加の試験費用がかかります
中国語ができなくても大丈夫?
私が免許を取ったときは本当に最低限ラインの語学力だったと思います
TOCFLでいうとB1レベルくらいです
教科書は「當代中文課程2」の前半をやっていました
私はその時語学学校で同じクラスだった友達と一緒に免許を取りに行ったので、お互いに分からない部分を補いながら練習していました
正直教練の言っていることは本当に「聽不懂(意味わからん)」でしたが、教練が呆れながらも根気強く教えてくれたおかげでなんとか試験に合格することができました
日常会話がある程度できれば、英語やジェスチャーなども駆使しながら、免許を取得できるよ
日本での免許切り替え
日本で切り替えた免許証
次はいよいよ、台湾で取得した免許を日本の免許に切り替える手続きです
日本帰国前にやっておいた方が良いこと
その前にまず帰国前にやっておいた方が良いことがあります
それは、運転免許証の日本語翻訳文の取得です
日本で取得すると1000元(4000円)なのが、台湾で取得すると100元(400円)です!
10倍も値段が違います
さらに手続きも台湾だとその場ですぐ終わり翻訳文を受け取れるので便利です
日本語翻訳文は監理所というところで発行可能です
主要都市の監理所のマップを下に載せておきますので、ご参考ください。
上記には台北、台中、台南それぞれ一箇所ずつ掲載しましたが、他にも各地様々な場所にありますので、近くて便利な場所に行ってください
調べる際は[地名+監理所]で検索すれば出てきます
具体的な流れとしては、監理所に入ってすぐ発券場所がありますので、そこにいる人に日本語翻訳が欲しいことを伝えます
すると整理券がもらえるので、後は流れに任せれば大丈夫です
また、台湾での免許取得後すでに日本にいる方は、 台北駐日経済文化代表処の各事務所、一般社団法人日本自動車連盟(JAF)、ジップラス株式会社にて日本語翻訳文を発行可能です
日本免許切り替えの際に必要な書類、手数料
次は、日本での切り替え手続きの際に必要な書類、手数料をこちらにまとめて記載していきます。
【必要書類】
- 有効な外国の運転免許証
- 運転免許証の日本語翻訳文
- 本籍(国籍等)が記載された住民票の写し
- 運転免許を取得した国に、運転免許を取得後、通算して3か月以上滞在したことが確認できるもの(パスポート等)
- 申請用写真(申請書に貼付する写真)
【申請料】
普通 2,550円
交付手数料 2,050円
併記手数料 200円
【必要書類】
- 有効な外国の運転免許証
- 外国の運転免許証の表裏のコピー
- 運転免許証の日本語翻訳文
- 本籍(国籍等)が記載された住民票の写し
- パスポート
- パスポートのコピー
- 申請用写真(申請書に貼付する写真)
【申請料】
普通 2,550円
交付手数料 2,050円
併記手数料 200円
このように各都道府県によって必要書類などが違います
検索する際は[都道府県名+外国免許切り替え]で検索すると詳しい内容が出てきます
今回は実際に私が行った大阪での申請書類について記載していきます
有効な外国の運転免許証
台湾で取った免許証の有効期限が切れていなければそれをそのまま持って行きます
外国の運転免許証の表裏のコピー
印刷方法については記載がないのでA4用紙にカラーコピーにしておけば無難かと思います
運転免許証の日本語翻訳文
台湾の監理所でもらった日本語翻訳文を持って行きます
本籍(国籍等)が記載された住民票の写し
住民票をコピーしたものではなく、写しが必要です
マイナンバーカードがあればコンビニですぐに手に入れられます
パスポート
台湾に通算3ヶ月以上住んでいたことを証明できるかどうか必ず確認してください
パスポートのコピー
パスポートのコピーは空白のページ以外全部必要です
出入国スタンプが押されているページも全てコピーしてまとめて持って行ってください
申請用写真
申請用写真は6か月以内に撮影した、縦30mm×横24mmのものです
詳しくはこちらのリンクをご覧ください
また、こちらの申請用写真は免許証に貼られる写真とは違います
免許証の写真は当日その場で取りますので、お化粧、服装などは少し気をつけてください
以上が日本の免許へ切り替える際に必要な書類です
日本免許切り替え 申請場所
申請場所は各都道府県によって違います
府中運転免許試験場
鮫洲運転免許試験場
江東運転免許試験場
門真運転免許試験場 (受付定員有り)
光明池運転免許試験場
各都道府県の申請場所は【都道府県名+外国免許切り替え】で検索すると出てきます
私は大阪の門真自動車教習所で切り替えましたが、一日25人限定で受付直後すぐにその枠は埋まってしまいます
受付開始からすでにたくさんの人が並んでいますので、もし人数制限のある場所で申請する場合は早めに行った方が良いです。
また地域によっては予約制の所もあります
申請手続きに行く前に直接電話して、問い合わせてみてください
さらに時間も多めに見積もっておきましょう
門真自動車教習所の場合は、朝8:30に受付して最終全ての手続きが終了したのは15:00でした
手続きの時間もその日の状況によるので、1日時間を空けておくのが無難かと思います
日本と台湾の自動車教習所 比較
費用比較
台湾 | 58,420円 (*総費用 63,680円) |
日本(合宿) | 200,000~300,000円 |
台湾ドルは現時点でのレート(4.6円/元)で換算しています。
台湾の方が日本の合宿免許より140,000~240,000ほど安くなっています。
*総費用は免許取得にかかった費用+日本語翻訳、切り替え手数料で計算
日数比較
台湾 | 10日×約100分 |
日本(合宿) | 最短14日×約300分 |
費用が安いとやはり教習時間も短くなるようです
こちらの画像は日本の合宿免許のスケジュール参考例です
日本の合宿免許には学科教習が含まれていますが、台湾の場合それがありません
台湾の教習所で習うことは全て技能教習で、学科の勉強は全て自学となります
ただ本当に暗記するだけなので、先ほど紹介したアプリだけで筆記試験は合格できます
まとめ
台湾の免許を取得し、日本で切替を行う流れを大きくまとめると
このようになります
つまりこのプロセスを行うには、短くても台湾に7ヶ月の滞在が必要ということになります。
台湾で免許を取得するメリット/デメリット
個人的に感じた台湾で免許を取得する際のメリットとデメリットはこんな感じです。
おまけ
ペーパードライバーにならないために
台湾で免許を取得するとペーパードライバーになりやすいです。
その理由は、1. 知識が十分に付けられていないから不安 2. 台湾で運転するのが怖い 3. そもそも練習できる車がない。 この3つです。
では、ペーパードライバーにならないためにはどうすれば良いのでしょうか?
ペーパードライバーにならないために意識することはズバリ
免許取得後2ヶ月間は運転すること!です
なぜ2ヶ月間?と思われましたか
免許証を取得してすぐに上手に運転できる人はほとんどいません
取得後、その感覚を忘れないうちに何度も練習をして地盤を固めていくのが大切なのです
免許を取得してばかりはまだ、運転する知識や感覚が短期記憶の中に入っています
ですから取得後2ヶ月以上経ってしまうともう忘れてしまって、運転するのが更に怖くなってペーパードライバーになる。というのがよくあるパターンです
台湾に住んでいる方は友達と一緒に車をレンタルして練習するか、
日本に家族がいて車もあるなら日本に帰って家族と一緒に最低でも2ヶ月間は運転してください
どうしてもそれが難しいという方は、ペーパードライバー講習があります
少し費用は高くなりますが、そちらに通っても良いと思います
僕は日本に帰ってから約1週間毎日車で遠出していたら、すぐに慣れたよ
いかがでしたか?
私の記事が少しでも皆様のお役に立てることを祈っております
何か質問、希望がありましたら、下のコメントからお待ちしておりますm(_ _)m
最後までご覧いただきありがとうございました