師範大学 語学学校のシステム クラス替え、飛び級の方法 便利な裏技などをこっそりご紹介
こんにちは、ひぼたんです
今回の記事は師範大学の語学学校に通う予定の人、現在通っている人向けだよ
この記事を読むことで
- 台湾師範大学、語学学校の出席システム
- レギュラークラスに通う人に向けた裏技
- クラス替え、飛び級の方法
これらの情報を知ることができます。
下の目次から気になる項目へ飛んでください!
出席システムはカードタッチ方式
師範大学の学生証には悠遊卡というIC機能がついていてとても便利なんです。
授業が始まる前に教室の壁にあるカードリーダーにこの学生証をピッとかざして出席します。
学生がいつ出席していつ欠席したのか記録するためのシステムですが、学生証を忘れた場合、もしくは授業前にカードをかざすのを忘れた場合は先生に報告してください。(でないと欠席扱いになる可能性があります)
前の先生によると、授業に15分以上遅刻した場合は遅刻扱いになるが、欠席にはならないと言っていました。奨学金を受け取っている人、居留ビザへの切り替えがある人は特に気をつけましょう。
レギュラークラスの場合は毎週自習+ラージクラス
レギュラークラスでは一日2時間しか授業がないため、ビザの発行などに必要である週15時間に足りません。そこで師範大学はこの自習+ラージクラスという制度を導入しています。
月によって少し変わりますが、だいたい毎月10時間図書館+8時間ラージクラスくらいです。
どこで確認できるのかというと、6階にある図書室のドアに詳細が貼り付けられているので、そこで今月は何時間必要かを確認します。
図書館の雰囲気
図書室という名の自習室が6階にあり、そこは語学学生専用の場所になっています。
中は静かで勉強に集中できる空間だと思います。
コンセントが使える場所が2ヶ所くらいありますが、ほとんどの場所は使えません。
本は少ないですが、中国語の教科書や、漫画が置いてあります。
ドラえもんの中国語版も置かれていました。
図書室とは別に語学学校の建物の向かい側には図書館があります。
引用:https://pr.ntnu.edu.tw/news/index.php?mode=data&id=19292
図書館は師範大学の生徒全員が使え、語学学生も使えますが本を借りることはできません。
3階(上記画像)には自習できる場所がたくさんあり、すべての場所にコンセントがあるので、パソコンやタブレットで勉強する人がたくさんいます。
ラージクラスの雰囲気
※写真はイメージです
ラージクラスは名前の通り大きい講堂のような場所で行われます。
授業の内容は「漢字の成り立ち」「発音強化」「入門レベルの中国語」「中級会話」「中国語の歌」「中国語映画」など、他にも台湾語や台湾の文化、歴史、イベントなどについてみんなでディスカッションするようなクラスもあります。
この機会を利用して他のクラスの人たちと関わり、友達を作ることも可能です。
ラージクラスに出席する前にもカードをかざすのですが、1時間以上滞在しないとカウントさカウントされないので気を付けてください。
裏技をこっそり教えます
文化クラスを実質無料で受ける方法
MTCには文化クラスといって、クラブ活動のようなものがあります。
この授業は1学期につき5,000元(日本円だと約20,000円)かかるのですが、これらの授業を実質無料で受ける方法があります。
「興味あるけど1学期2万円はちょっと…」
という方におすすめです。
文化クラスには以下のクラスが含まれています。
- 発音コース
- 中華式切り絵
- 書道
- 台湾語
- 古筝 (中国の伝統的な弦楽器)
- 太極拳
- 中華式絵画
- 中華料理
実は、この中の「発音コース」「台湾語」は、ラージクラスで受けることができます。
ラージクラスの授業内容はかなり充実していて、自分の興味のある授業を毎週真面目に受けて復習をするだけでかなりの実力がつきます。
実際私も当時発音がうまくできず悩んでいたのですが、ラージクラスの発音コースに通ったことでかなり改善されました。
ただ、ラージクラスは人数が多いので自分の発音が正しいかどうかみてもらえないという欠点があります。
ですのでまずはラージクラスに通ってみて、それでもうまくいかなかったという場合に文化コースに通うことをお勧めします。
次に、「書道」「太極拳」「中華式絵画」「古筝」は、師範大学の授業を受けることで実質無料で学ぶことができます。
これらの授業を受ける際には先生に許可をもらう必要があるので少し面倒くさいですが、それさえ完了すれば、台湾の現地の学生と一緒に学ぶという機会が手に入ります。
詳しい方法はこちらの記事で紹介していますので、興味のある方はご覧ください。
この文化クラス以外にも、師範大学にはたくさんのサークルがあります!
サークルは参加費無料のものがほとんどですが、道具を使うサークルだと費用がかかる場合もあるので、問い合わせてみてください
それぞれのサークル紹介ページに連絡先が載っていますのでそこに連絡すればOKです!
ちなみにあまり活動していないサークルだと返信が遅かったり、そもそも返信がこない場合もあるので気になるサークルいくつかに連絡してみると良いですよ!
クラス | 参加方法 | メモ |
---|---|---|
「発音コース」「台湾語」 | ラージクラス | ラージクラスの授業を受けても不十分な場合は文化クラスを受ける |
「書道」「太極拳」「中華式絵画」「古筝」 | 師範大学の授業 | 先生に連絡して許可をもらってから参加する |
その他 | サークル | 費用がかかる場合もあるのでそこも確認してから参加する |
お金に余裕がある人は文化クラスを受けるのが確実で簡単な方法ですが、これら上記の方法を使うと、現地学生と関わる機会が増えるので中国語のアウトプット練習や文化交流にもつながりますよ♪
気が合えば台湾人の友達を作ることもできます
図書室(自習時間)の裏技1
この裏技は正式に認められた方法ではないので自己責任で使ってください。
もう月末なのに、ラージクラスや図書館の時間が足りないという場合など緊急の場合に使えます。
レギュラークラスの人は図書室にカードをかざして、毎月合計8時間〜13時間自習学習をしなければなりません。
ですが図書室の環境が自分に合っていなかったり、そもそも席が空いていなかったりします。
そういう時にはカードをタッチしてから、もう一つの大きい図書館の方で勉強します。そして勉強が終わったらもう一度6階の図書室へカードをタッチしに戻ります。
私は語学学校の図書室よりも師範大学の図書館の方が環境的には好きだったので(コンセントがあるので)この方法をよく使っていました。
個人的には図書室の時間=自習の時間なので、勉強さえしていれば問題ないかなと思います。
図書館へ行く以外にも、近くのカフェや外のベンチに座って勉強しても良いと思います。
先ほども述べましたが、自習時間は1日3時間までしか換算されないので、その月の自習時間を達成するのに少なくとも3日はかかります。
図書室(自習時間)の裏技2
先ほど紹介した裏技は結構たくさんの語学学生が実行していますが、次に紹介するのは少しグレーゾーンです。
その方法は、授業が始まる前に図書室にカードをかざし、授業が終わってからまた図書室にカードをかざすと、その時間分換算されているというものです。
つまり、中国語の授業を受けている時間も図書室で勉強しているということになります。
この方法を使用すると実質図書室での自習の時間が必要ありません。
学校以外で自習できる人はこの方法を使っても良いかもしれませんが、自己責任でお願いします。
カードシステムのアップデートが入るとこの裏技が使えなくなるかもしれませんが、2022年時点では大丈夫でした。
ラージクラス(大班課)の裏技
これは裏技といって良いのか分かりませんが、大班課が始まる前にカードをかざして1時間後にもう一度かざすと2時間分換算されているので実質1時間しか参加しなくても良いという裏技です。
ラージクラスは面白いのでぜひ参加して中国語を楽しく学んでほしいですが、時間帯によっては自分の全然興味のない、レベル違いの内容だったりするのでそういった時にはこの方法を使って余った時間を自習に使っても良いと思います。
クラス替えシステム
MTCにはクラス替えシステムがあるのをご存知ですか?
新学期が始まってから1週間のうちは自由にクラス替えができるというものです。
このクラス替えシステム実はとても便利なんです。
最初にアレンジされたクラスがもう完璧すぎるって時以外は利用することをお勧めします。
クラス替えの方法
クラス替えの方法は意外と簡単です。
クラス替え期間中に7階へ行くと事務室の前に箱が置かれていて、その中にクラス替え申請用紙が入っています。
その申請用紙に必要事項(どうしてクラス替えしたいのか)などを記入して今のクラスの先生にサインを貰います。
そしてその紙を持って気になるクラスへ行って先生に見学していいか聞き、そのまま授業を受けます。
最終的に良いなと思ったクラスの先生にサインを貰い7階の事務室に提出して終了です。
ちなみに他にどのレベルのクラスがどこにあるのかという情報も7階の事務室の前にあるのでそこを見ていくつか目星をつけて行くと良いと思います。
ちょっとでも違和感を覚えたらクラス替えした方が良い理由
例えばクラスメイトの一人に少し気になる人がいたとします。
発言が多くて他の人の話を聞かない人や、ペンをずっとカチカチならす人などです。
こういう人は最初こそ少し気になる程度ですが、3ヶ月も一緒にいると耐えられなくなります。
ちなみに生徒だけでなく先生や授業方式との相性も大切です。
7日間毎日クラス替えした経験
私は1学期〜3学期まで同級生や先生に恵まれていましたが、4学期目はクラスにどうしても一人合わない人がいたので、翌日先生にサインをもらって他のクラスを見に行きました。
毎日違うクラスを見に行くのですがどうしてもしっくりくるクラスが見つからず、最終日にようやく自分に合うクラスが見つかりました。
合計7クラスを見たわけですが、その経験から言えることは、少しでも気になることがあるならクラス替え期間を利用して他のクラスを見に行った方が良いということです。
最初の1週間自分に合うクラスが見つかるまではしんどいですが、後の3ヶ月我慢するよりマシです
3ヶ月間を楽しく過ごすためにもここの苦労は惜しまずにどんどんクラス替えしましょう
実は私が最終的に辿り着いたクラスは一番避けたかった朝のクラスですが、私個人の実感だと朝のクラスは比較的真面目で落ち着いた人が多く、彼らの雰囲気がとても心地よかったです
ちなみに早起きは慣れてしまえばこっちのもんです
1日が長く感じラージクラスにも好きなだけ参加でき、何よりタスク(授業)が10時に終わるので本当に気持ちが良いです
飛び級システム
あまり知られていませんが、MTCには飛び級というシステムが存在しています。
入学したその学期以外はレベルを変えてクラス替えすることは原則不可能ですが、この飛び級システムを利用することでより早く上のレベルへ行ったり、教科書の内容を早く終わらせたりすることができます。
レギュラークラスだと1日に2時間しか授業がないので、自習でどんどん先に進めてしまって、次の学期は飛び級で上のクラスに進むというのも良い選択肢だと思います。
飛び級の方法
飛び級の方法ですが、学期の最後に「大考試」という試験を受けなければなりません。
この大考試ですが、飛び級したい人以外も全員受けなければいけません。というのもこのテストの点数が60点以下だと次のクラスで飛び級どころかまた前回と同じ範囲を学び直さなければならないからです。
このシステムのおかげでクラスメートが同じレベルになるようになっています。
このテストで90点以上を取得すれば飛び級することが可能です。
また、この飛び級システムはあまり利用する人が少ないので事前に担当の先生や事務室の人に相談してみるといいと思います。
最後に
今回は台湾師範大学、語学学校MTCの出席システム、裏技、クラス替えの方法と飛び級について書きました。
今MTCに通われている方や、これから通おうと思っている方の参考になれば嬉しいです。
今回紹介した情報は2022年のものなので、この頃とは変わっていることもあるかもしれません。
この記事はあくまで参考程度に、最新の情報は各自学校に直接問い合わせてください。
最後までご覧いただきありがとうございました
質問やご要望がございましたら下のコメント欄にてお待ちしております。
ではまた次の記事でお会いしましょう